漁業簿記って何?
「 漁業簿記って何? 」
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ロッキー先生・・・ この 漁業簿記・・・ってのも、あまり耳にしない言葉ですね・・・ま・・漁業するヒトの簿記って意味なんでしょうけど・・・ |
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うむ。その名の通り漁業簿記ってのは、漁業における簿記だ。漁場料や餌代といった経費を帳簿につけないといけない。漁業を事業とする場合、信用事業、販売事業、購買事業、製氷冷凍事業、指導事業などがあるから、漁業簿記は、銀行簿記、商業簿記、工業簿記などが併用されているのが現状だ。 |
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おおっと。またもや専門的・・・
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漁業に携わるヒトの多くは、経営に関する帳簿の作成や税務申告書類を会計事務所や漁協に任せてしまっているケースが多い。だから、一般的には漁業者が自身の経営状況をしっかりと把握してないのが現状だ。でも、こうした現状を改善していかないとダメだ。漁業をより効率的に運営されるには、自分のところの経営状況をしっかり知っておかないとな・・・。ま。こうした点から、漁業簿記をマスターして、自らで帳簿を作成していこうという動きが徐々にで始めている。 |
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ふーん・・・ 昔ながらの伝統的な業界やからな・・・簿記って言われてもピンとこないのも当然やで。でも、これからは、近代的な経営手法がどんどん取り入れられていくんやろなー。 |
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うむ。その通りだ。こうした現状から脱却すべく、各地域では、次世代を担う漁業協同組合の青年部員を対象に、セミナーなんかがドンドン開催されてきている。そのセミナーでは、漁業簿記に関して触れていることも多い。簿記の種類やメリット、そして、その作成方法等についてを理解しやすく説明してたりするんだ。 |
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漁業やってる人達も大変やな~・・・ |
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漁協の組合員が実際に使用している漁業経費帳や現金出納帳等の雛形を紹介したりしてな。漁業簿記をマスターするには、漁業簿記検定という簿記検定は無いので、まず、日商簿記検定3級レベル程度をマスターして、それから専門的な漁業簿記の技術を習得していくのが良いだろう。 |
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なるほど。やっぱり基本的な知識は、日商簿記を勉強することで習得するんですね。こういった特殊な簿記をマスターするのも、なかなかオモシロそうですね! |
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