簿記検定と税理士
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ロッキー先生!日商簿記検定からステップアップする資格の一つに税理士があると思うんですが 簿記検定と税理士との関係を教えて頂けますか? |
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うむ。そうだな。簿記検定と税理士とは、非常に密接に関係している。ダブルライセンスというよりステップアップに近いだろうな。お前達、そもそも税理士ってどんな資格かは知っているか? |
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いや・・・名前はよく知ってるけど、そうやって聞かれると、パッと答えられへんな・・・ |
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うむ。そうだろうな。意外に知ってるようで知らない資格だからな。じゃあ、まず簡単に税理士資格について説明しよう。税理士ってのは、その名の通り「税務に関するスペシャリスト」だ。納税者(企業や個人経営者) の依頼を受けて、所得税や法人税等の税務に関して申告を代わりにやってあげたり、書類作成や税務の相談に 応じて、会計帳簿の作成を代行をするのが主な仕事だ。 |
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仕事の内容を聞いていると、なんか、先生~って感じですね・・・ ステータスが高そう。 |
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うむ。また経営の相談役としての役割も求められているから 社会的な地位や収入も高い職業だと思っていい。最近では節税対策などを中心に、税務に関する総合的な アドバイスが求められ、企業経営全体のコンサルティングという役割が求められてきている。企業からは もちろん社会からの信頼も厚く、将来性も非常に高い。 |
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へー・・・ 結構、スゴイ資格なんですね。 |
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うむ。簿記検定との関係だが、まず1つ大きい話として、受験資格のことがあげられる。
税理士を受験するには、大学で一定の単位を取得するなど、受験資格を満たさないとダメだ。 その受験資格について、簿記検定と関係がある。それは以下2つの資格、
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ほーっ・・・受験資格がもらえるってコトか・・・ |
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うむ。このように受験資格が与えらたりするのも、簿記検定の学習内容と税理士の学習内容が密接に関係するからなんだ。日商簿記検定の科目「商業簿記」「会計学」などは、税理士試験と特に密接に関係する。「簿記論と」「財務諸表論」の勉強の基礎になる知識だからな。税理士の教材についてもスクールでなどでは、「日商簿記検定2級レベルの理解が前提」で学習が進むので、日商簿記検定2級は合格しておいた方がいい。 |
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税理士を勉強するために、そもそも2級レベルの知識が必要ってワケなんだ。 |
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日商簿記検定を受験した上で、税理士試験に臨むのであれば、例えば・・・ 「6月;日商簿記検定3級受験(もしくは6月;3・2級受験)→ 11月;日商簿記検定2級受験→ 翌年8月;税理士試験(簿記論・財務諸表論)受験」などのスケジューリングがよく使われる。最初にも 話したが簿記検定と税理士については、仕事上、知識的にはほとんど重複するので、ダブルライセンスというより、 ステップアップの意味合いが強い。だから、学習面(受験勉強)における関係性にメリットを見出すことにに なるということだな。 |
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なるほどー・・・ 税理士か・・・ |
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