全経簿記検定2級 出題傾向と対策
「 全経簿記検定2級 出題傾向と対策 」
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おーし!全経簿記検定2級について、だいぶ分かってきたで!次は、出題傾向と対策について解説してもらえるか? |
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よーし・・・じゃあ、まず出題傾向からだ。全経簿記検定2級は、日商簿記検定3級と2級の中間くらいのレベルだと話したが、それはつまり、ある程度、日商簿記検定2級の出題範囲である論点も含む!ということを意味している。例えば特殊商品売買(割賦販売や積送品の処理)の仕訳や本支店会計などが出題されるが、これは日商簿記2級の試験範囲になる。
特に本支店会計は、第5問の財務諸表作成では本支店合併P/L・B/Sも出題されるので、そのあたりの知識が全くない場合(出題にもよる)は合格は厳しいかもしれんな。
しかし、日商2級の商業簿記をこなしているヤツなら、このあたりは基礎論点なので、難しくはないだろうがな。
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ふーん・・・まだ、細かいところは、よーわからんけど・・・ |
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ま。あまり難しいこと言っても、まだ分からないかも知れないな。以下は過去の出題例だ。2級は、3級との違いが出題内容ベースで異なっているから、具体的な記述を、ざっと目を通した方が手っ取り早く理解できるだろう。概要がかなりつかめるはずだ!
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第1問
基本的な取引の仕訳を問うもの。
第2問
簿記の基本等式を用いながら、その計算構造の理解を問うものである。
第3問
①それぞれの取引を現金収入帳・売掛金欄、諸口欄と売上帳・売掛金欄、諸口欄に適切に記入し、②得意先元帳へ個別転記し、③総勘定元帳へ合計転記する処理が正しく行われているかを問うものである。
第4問
それぞれの取引を分解して適切な伝票に記入する方法と、仕入伝票集計票への記入法と総勘定元帳への転記法を問うものである。
第5問
本支店合併損益計算書を作成するまでの理解力を問うものである。 |
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